2010年05月11日

まつ毛エクステ 目の炎症・充血にご用心

まつ毛エクステ(まつ毛エクステンション)は、若い女性を中心に流行しています。まつ毛に人工毛を接着剤で付け、長く、濃く見せる美容施術ですよね。ところが最近、目の炎症や目の充血など健康被害の訴えが後を絶たないそうなのです。事態を重く見た消費者庁は、危険性の周知や安全確保の対策を厚生労働省に要請していたんだそうです。

「まつ毛エクステをした後に違和感がある」という女性の訴えに、美容師がその女性のまぶたを見て、あぜんとしたそうなんですが、まつ毛に付けるはずの人工毛が、まぶたに直接付いていたんだそう。

まつ毛エクステは、まぶたに張る「つけまつ毛」とは違い、まつ毛1本1本にシルクや化学繊維でできた人工毛を接着剤で付ける施術で、美容師法により美容師資格を持つ人しか行えないものなんですね。

エクステンションという単語からも分かるとおり、「延長」などの意味があるわけで、まつ毛の根元部分に人工毛を付け、まつ毛を延長するのが一般的な方法なのです。付ける人工毛の本数は個人差がありますが、両目で80〜100本程度が一般的。施術は時間にして40分〜1時間かかり、料金は1万円前後が相場。ただ、まつ毛も髪の毛のように日々伸びており、通常は3か月程度で抜けて生え替わるため、人工毛も3〜4週間ごとに付け替える必要があるそうです。

さきほどの美容師さんは、まつ毛エクステを始めて6年余になるそうなんですが、実際にお客さん相手に施術をする前に約1年間、人形で練習を積んだんだそうです。「目は敏感な器官。相当な訓練を積んだ上で、細心の注意を払って施術をする必要がある。髪のカットより難しいと考えていい」と話しています。

独立行政法人「国民生活センター」によると、健康被害相談が寄せられるようになったのは2004年度から。目の充血や炎症を訴えるケースがほとんどで、人工毛が角膜を傷付けたり、接着剤が目に入ったりしているとみられるようです。相談は年々増えていて、昨年度は88件で、過去最高を更新したそうですよ。実際の被害は相談件数の数十倍に及ぶ可能性があるそうです。

まつ毛エクステは美容師学校では必須科目になっていないそうで、技術が身についていない美容師も少なくないみたい。美容師の資格がないのに施術をして、警察に摘発されたケースもあるんだそうです。このため、厚労省は技術を担保するための仕組み作りを検討しているようですし、東京都内の美容所経営者でつくる「都美容生活衛生同業組合」(会員約5000人)でも機関紙で注意を呼び掛けたそうです。

東北大の阿部恒之教授(心理学)は「まつ毛は女性らしさを強調する重要な部位の一つだが、美しさを追求する前に健康へのリスクをよく考えることが大事だ」と話しているように、どんなリスクがあるかということも注意しておかなければいけないってことですね。思わぬ落とし穴があって、大変なことになるかもしれませんもんね。

posted by クチコミニスト at 14:27 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする